国連で10月をディスレクシア啓発デイとする制定案が出されています。
ディスレクシア月間は世界各地で10月に展開されており、
日本でもLD/ディスレクシアに関連した事業を実施している主要6団体が、
今年も共同して啓発月間を開催いたします。
まず「見方」を変えて「味方」を増やそうということで、一人でも多くの方に
ディスレクシアについて知っていただき、「ディスレクシアだから大丈夫!」と
思っていただける社会をめざします。
ぜひ、活動に賛同いただき、何らかの形で参加をいただきたくお願い申し上げます。
◆1クラスに3人もいます!
日本語では日本の人口の8%程度いることがわかっています。
英語で調べたらどれくらいいるのでしょうか?※1
知的には問題がないし、聞いて理解したり、発話で伝えたりすることはできるのに文字や文章の読み書きに困難さが見られます。文字が当たり前のように使われる社会ではたくさんの障壁が存在します。
◆誰も気づかない、気づいてもどうしていいかわからない!
努力しても学習で成果が出ないので自信を失ったり、やる気が出なかったりして、その結果不登校や心身の不調をきたすこともあります。※2
気づいたら、相談してみてください。アセスメントを通して、どんなところが大変なのか、どんな学び方がいいのかがわかります。
学び方の選択肢が広がり、一人一人に合った方法が当たり前に選べる環境が広がれば、大きな問題ではなくなります。
◆持っている力を発揮して、いきいきと活躍できるようお力添えを!
※1 発達性ディスレクシアは、日本語で8%(Uno et. al. 2009. Reading and Writing. )、日本語話者において英語で困難さが顕著に出る人は少なくないがその統計は現在ない。
※2 小・中学校の不登校は346,482人(「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」文部科学省 令和5年度)
LDの35%が小学校で、60%が中学校で不登校を経験する。(鳥取県の調査では不登校児童の約35%、不登校生徒約60%が学習障害であることが示されています。(小枝, 2002))
※3 マンガと動画の提供 練馬区社会福祉協議会 練馬ボランティア・地域福祉推進センター(https://www.neri-shakyo.com/department/volunteer)
※4 後天性のディスレクシアもあるため、生まれつきの場合「発達性ディスレクシア」と正式には言います。広く知っていただくために、このホームページでは「ディスレクシア」と表現しています。
・ディスレクシアに関するポスターをはる、チラシを配布する
・ディスレクシアに関する書籍のコーナーを設けて展示する
・ディスレクシアの人たちが読みやすい図書を用意する(聞く読書、動画など)
・図書館職員の研修、勉強会を開く
ディスレクシア月間を通してひとりでも多くの方に
「ディスレクシア」のことをお伝えください。
10月にやったことをSNSで
「#ディスレクシア月間」をつけて
お知らせください!